
先日、長野市豊野で行われた相談会の時に現地を見て欲しいと言う要望が
出る案件が有りました。
日を改めて伺った先は、台風19号災害時に特に被害が多かった穂保地区です。
個人情報も含まれる為、詳しい事は伝えられませんが、厳しい言い方をすると
知識不足の施工者による説明不足・技術力不足、設計監理者が居ない状況で
それを修正・補正出来ずに発生した問題でした。

一部床板を上げ床下地の含水率を測定した所、まだ床下が乾ききっていない状態で
床が伏せられていました。更にその防湿対策も施されないまま、この長雨の時期を
迎えた為の数値だと思われます。
幸い、まだ工事途中であった為、今後の作業の進め方、補正の仕方をアドバイス
致しました。
建築士の職能はこういう所でこそ活かされるべき。そして施主力の養成も課題に思う。
そんなことを考えさせられた一日でした。