大体の配置を決めたものの、周りを見渡しても雑木だらけで、周囲の状況が
把握出来ません。そこで、大きい松や広葉樹は計画当初より出来る限り残す
予定でしたので、それ以外の雑木や根元の腐ってしまっている松などを、仕
事の合間を見て少しずつチェーンソーで切り倒しては1m程の丸太にして積
み上げる作業を繰り返しました。
そうすると少しずつ人の手の入ったコギレイな場所になってきました。枝葉を
見ても分りますが、この間に季節が変わっています。また、現在の平面計画
になる前の地縄張りがされています。そんな事をしながらゆっくりと計画は進
みました。
ちなみに最初の頃は樹の種類もあまり分らず切っていた為、漆の樹を切った
手で汗を拭いあちこちカブレてしまう失敗もしました。