週末、佐久市で開かれた『既存住宅状況調査・実地講習会』に参加しました。
既存住宅状況調査:いわゆるインスペクションと呼ばれている業務。
建築士会佐久支部さんの支部内の講習という事で企画したものを受けさせて
頂きました。これから中古住宅の売買時に採用される機会が増えるであろう調査を
実際の建物を使用しての講習会は、資料やパワポで座学で学ぶより、更に理解が
深まるという点でありがたいものでした。
これまでにも数軒、中古住宅購入時のホームインスペクションを行いましたが、
その建物毎に調査できる範囲や内容が異なる事もあり、その場その場での臨機応変な
対応が必要になる調査です。
既に海外では中古売買時のインスペクションは売主負担で、その修繕まで行う事が
決まっている所もあります。日本ではまだまだその入口に立った位ですが、
専門の知識を持った建築士が住宅診断を行う事で、中古住宅市場の活性化や
空き家ストック解消へ弾みが付きそうです。