砕石敷きを行った後、普通は基礎の底盤を打つのですが、壁の一部をコンクリートの
打ちっ放し仕上げとする為、コチラの作業を先行します。
まず、パネコートと呼ばれるベニヤにペンキを塗ったものを仕上げる壁の高さ分立ち
上げます。この板を使う事で打設後、平滑で綺麗なコンクリート面が現れます。この
表面にはパネコートを剥がす時に綺麗に離れるように油を全面に塗り込んでありまし
た。それが立ち上がった後は外部から鉄パイプ等で補強を施します。コンクリート打
設時にかかる相当な圧力に耐えられるようにです。そうして、コンクリート打設となる
のですが、その当日は型枠大工さんをはじめとする職人さんが8人位で作業をされ
ていました。これは型枠の上からコンクリートを流し込む人と、下で型枠を両面から
同時に叩き均一に行き渡るようにする人が必要だからです。しかも時間との勝負の
為、大人数での作業となりました。
コンクリート打設後は養生をするのですが、この時は安曇野でも最も雪の降る寒い時
期で夜には氷点下を下回るような日が続いていた為、型枠を保温する為のござで幾重
にも覆い、更にビニールシートでカバーします。その上ビニールシートの中には練炭を
2m毎に置き、夜中でも氷点下に下がらないようにします。実際、気温が下がってから
中に入ったのですが、まるで家の中にいるような暖かさが保たれていました。
このコンクリートの壁は外観の重要なアクセントになる為、毎日朝夕と現場に通ってい
たのですが、4日目位から現場の職人さん達に『毎日来なくてもちゃんとやっとくから』
なんて言われ煙たがられていたのですが、そうは言っても心配で・・・
そんな心配をよそにスペシャルな職人さんたちのお陰で綺麗な壁に仕上がりました。
↑この後コンクリートが乾くともっと白く綺麗な仕上がりとなります。
スペシャルな職人さんたちへの依頼は、
【有限会社 浅間ポンプ】
代表取締役:松沢 亨
住所:長野県北安曇郡松川村5721-1311
電話:0261-62-3848