ブログのトップに『安曇野の住宅設計なら』と書いていますが、最近、店舗物件が続い
ている、建築設計studio03です。
先日のカフェバーに続き、今回はJR塩尻駅近くに『メガネのナガタ・塩尻店』がリニュー
アルオープン致します。
工事期間が約一週間(これでも最大限延長して頂きました)と短く、限りある予算の中
で、どのように効率良く仕上がるかという事を念頭に置きながら設計を進めました。
以前の店舗は、昼間照明を点けているのに薄暗く、営業しているのか判らない印象で
した。店内は白基調で一見明るい色で、沢山の蛍光灯が使用されていたのですが、お
店の方さえも暗いと仰っていました。また、奥行きが無い為広がりがありませんでした。
予算を考えると、床・壁・天井全てに手を加えると、ただクロスを張り替えました、床を
換えました、という薄味な改装になってしまいます。
そこで、改装のメインになる物を考え、それを中心に設計から予算組みまでを進めます。
また、上記の問題点については、以前使用していたクロスが青味がかった白で、そこに
真っ白い蛍光灯が当っていた為、暗い印象を与えていたのでした。実際は暗くは無いの
ですが、見た目が暗かったのです。それを解消する為に、仕上げの色を暖色系のもの
に換え、蛍光灯についても電球色に変更しました。これにより明るい印象の店内になり
ました。奥行きが無い点については、什器を兼ねた壁を鏡張りとし、広がりを持たせまし
た。
さて、改装のメインですがオリジナルの什器をデザインし、それを店内に入ってすぐの
位置の左右に配置し、その中の床を茶色にした部分を接客スペースとする計画としま
した。(それ以外の床は既存のまま)
【オリジナル什器】
この什器は、Tの字のくもりガラスに透明の棚板を付けたもので、金物を使っていないた
めメガネが浮いているように見えるスッキリとした物です。
こうして、使用できるものは、色を換えたり、一部変更するなどして使い、店内中央をメ
インのスペースとするメリハリのある店に生まれ変わりました。
【メガネのナガタ・塩尻店】
住所:長野県塩尻市大門八番町3-1(八番町交差点カド・セブンイレブン向かい)
定休日:ナシ
駐車場:近隣にあり