ワークショップ
学びや創造、問題解決やトレーニングの手法である。参加者が自発的に作業や
発言をおこなえる環境が整った場において、ファシリテーターと呼ばれる
司会進行役を中心に、参加者全員が体験するものとして運営される
形態がポピュラーとなっている。(wikipediaより)
この所、ワークショップが続いている。
通常の仕事としては、依頼された住まいや店舗の設計を行い、その工事の
監理を行っている。そしてその延長としてのワークショップも有れば、
所属している団体(建築士会・建築士事務所協会)への協力という形での
社会貢献活動に近いで参加するワークショップも増えている。
そんなここ最近行ったワークショップをを纏めてみた。
『壁塗りワークショップ』
先日完成した『Ron's cafe』の店内の壁を、オーナーの知人・友人に
参加してもらっての壁塗り作業。材料の特徴や性能を説明し、塗り方のレクチャーを
行いながら、内装を仕上げていくという作業。完成後はその出来を気にしながらも
それぞれ仕上た壁に愛着が湧き、集客にも繋がるという利点も。
『コンテスト応募の為のワークショップ』
高校の建築科の生徒さんを対象に行った、ワークショップ。
2週に渡り行い、課題の説明や読み込み、キーワードの選定やエスキスの指導。
ワークショップの合間には私達の仕事の一例を出しながら、コンテストへの
取り組みを説明した事で、目指す業界の実務を少しは伝えられたような。
『施設建替の為のワークショップ』
大規模な予算で行う事業の設計条件の洗い出し。
関係者が多数いる中で、それぞれの要望・条件をピックアップしながら整理し、
諸条件の問題点や展望をパターンランゲージによって導き出しました。
『積木ワークショップ』
安曇野市で取り組んでいる松枯れの仕組みと現状・対策、その際に発生する松枯れ材や
それ以外の地元材の利用促進等を周知する事を目的の一つとして製作した2万個の積木を
使ったワークショップ。
小さな子やその保護者の方達を対象に、積木のスピード積み上げ競争や地元の山で
起きている問題を子供達にも分かりやすく説明する為の紙芝居。最後には2万個全てを
使った巨大積木の完成・崩壊までを楽しむ。
各回、ファシリテーターとして参加したのですが、如何に前向きで建設的な意見を
引き出していくかが、鍵となる重要な役目だと改めて実感。
いつもの仕事とはまた違った体験ですが、これを普段の作業にもフィードバック出来ると
気付いた貴重な体験でした。